コンテナ物流の困難が続く中、輸出入業者は製品を市場に送り出すための代替手段を模索しています。その一つが、コンテナ輸送にドライバルク船を利用する方法です。
この取引を行うには、技術面、運用方法、規制面そして契約面を含めた多くの問題を考慮する必要があります。メンバーの皆様におかれましては、本件に関するこちらの記事も併せてご参照ください。
リスクの重大な変更
コンテナ貨物輸送を目的として設計されていない船舶でコンテナを輸送することは、保険引受において当初想定されていたリスクの重大な変更であると弊クラブは考えています。
そのため、この取引を検討している、または既に取引を行っているメンバーにおいては、保険カバーへの影響を減らすため、弊クラブへ必ずご連絡いただきますようお願い申し上げます。
メンバーは船舶の旗国及び船級協会に連絡し、助言を求め、必要な書類の変更を行う必要があります。なお、保険の適用には船級と旗国の承認が必要となります。
さらに、メンバーは弊クラブが承認する専門家を自己負担にて起用し、ドライバルク船によるコンテナ輸送準備の技術的側面について助言及び支援を受ける必要があります。このステップは、メンバーが船級協会および旗国の要求事項をすべて満たすことの保証に役立ちます。
この取引を検討されている場合には、いつでもお気軽にご連絡下さい。弊クラブの保険引受部門、P&I部門、FD&D部門、ロスプリベンション部門より、万全のサポートとアドバイスを提供させていただきます。
コリン・ギレスピー
ディレクター (ロス・プリベンション)