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海洋生物の付着:船体に生物が付着していないことを要求する国々

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益々多くの国が船舶の海洋生物付着に対する措置を講じており、2022年にはオーストラリアが新たな規制を導入します。

オーストラリアに入港する外航船を対象に、海洋生物付着を管理する新しい規制が2022年6月15日より適用されます。これは、2018年に実施されたニュージーランド当局による「船舶リスク管理基準」(CRMS:Craft Risk Management Standard) の流れに続いています。

海洋生物の付着

微生物、植物、藻類、海洋生物などの水生侵入生物種が、船舶付着により新たな環境へ移動してしまうことは、世界各地の海のみならず、生物多様性の保全にとっても重大な脅威であると国際海事機関(IMO)は認識しています。

このような侵入生物種の主な移動経路は、バラスト水を介する移動や、船体に付着によるものです。バラスト水管理は、多くの船舶にバラスト水処理を義務付けるIMOのバラスト水管理条約により、今や国際的な規制対象となっています。

一方、水中表面(船体、シーチェスト、付属体など)に不要な生物的物質が集蓄してしまう「海洋生物付着」そのものは、今のところ、国際的な規制の対象ではありません。このような背景から、移動経路を阻止するために独自の国内法を導入し、自国領海への入港には「船体に生物が付着していない状態(clean hulls)」を要求する国もあります。

 ニュージーランドの場合

ニュージーランド当局による「船舶リスク管理基準」(CRMS:Craft Risk Management Standard) は2018年5月18日に施行されました。「船体に生物が付着していない状態(clean hull)」という必須要件は、ニュージーランドの領海に入るすべての船舶に適用され、違反者には退去が命じられます。

ニュージーランドの領海内に入る前に、船舶運航者は以下の文書を提出する必要があります。

  • 到着通知書
  • 海洋生物付着及びバラスト水に係る申告書
  • 船長による申告書
  • 海洋生物付着に関する基準を満たすための3つの管理方法のうち、1つが完了していることを裏付ける検証可能な証拠
  1. 到着後30日以内に船体清掃を実施
  2. ベストプラクティスに従った継続的な船体メンテナンスの証拠(例:防汚証書、生物付着管理計画書、生物付着の記録文書、前回の船体清掃の報告書)の提供
  3. 到着後24時間以内に、承認された施設にて上架清掃予約の完了
  • 本船の防汚塗料(AFC)に係る詳細(例:最終更新日、処理証明書、耐用年数など)
  • ニュージーランド領海内での停泊予定期間及び寄港予定地
  • 生物付着管理計画書(BFMP)及び生物付着の記録文書(BFRB)(または他形式の記録)が保管されているか否か
  • 本船が長期間アイドリング状態であったか、または主に一ヶ所に長期間停泊していたか否か

この情報は、ニュージーランド第一次産業省(MPI)が生物付着によるリスクを評価するために使用されます。また、その評価の格付けについては、MPI検疫官が行う検証のレベルによって決定されます。

オーストラリアの場合

2022年6月15日より、船舶運航者は、本船がオーストラリアの領海内に入る前に、海洋生物付着管理に関する情報を提出する必要があります。この情報は、オーストラリア海事到着報告制度 (MARS)を通じて報告することになります。

これらの情報は、当局による船舶運航への介入程度の決定に用いられます。船舶運航者が、以下のとおり承認された3つの生物付着管理方法のいずれかを遵守していれば、生物付着に関して当局が介入する程度はより低くなります。

  • 効果的な生物付着管理計画の実施、または、
  • オーストラリア領海に到着する30日以内に全ての生物付着が除去されていること、または、
  • オーストラリア農業水資源質環境省(DAWE)によって事前承認された、生物付着管理の代替方法の実施。

承認された3つの生物付着管理方法のいずれも実施していない船舶運航者は、船舶の生物付着に関するバイオセキュリティ上のリスクに関し、さらなる質問や評価を受けることになります。

新たな規制は段階的に導入される予定です。2022年6月15日から2023年12月15日までの期間は、教育優先(education first)のアプローチが取られます。但し、海洋生物付着に係る容認しがたいバイオセキュリティリスクが発生した場合、現地当局は2015年のバイオセキュリティ法に基づく権限を行使するでしょう。

米国カリフォルニア州の場合

カリフォルニア州有地管理委員会(SLC: State Lands Commission) による同州の海洋侵入生物種プログラム(MISP: Marine Invasive Species Program、以下「MISP」) は、300GT以上であり、かつバラスト水を積載可能な船舶に対して適用されます。

MISPは、条件を満たす船舶の入港時に1,000ドルの手数料を支払うことで運営されており、以下の要求事項を含んでいます。

  • 生物付着管理計画書の更新及び保持(船内据付)
  • 生物付着の記録文書の更新及び保持(船内据付)
  • 本船浸水面における海洋生物付着管理の義務化
  • 同一場所に長期間(45日以上)停泊した船舶の海洋生物付着管理の義務化

船舶年次報告書(AVRF) は、船舶がその年(暦年)に初めてカリフォルニアの港に入港する24時間前までに提出する必要があります。AVRFは、こちらのWebプラットフォームから提出してくださいhttps://www.MISP.IO

国際的指針

上記の国内向けの海洋生物付着規則の大部分は、 IMOによる「水生侵入生物の移動を最小化するための船舶の海洋生物付着の管理及び制御のためのガイドライン(2011)」と一致しています。

このガイドラインは、船舶付着により水生侵入生物種が運ばれてしまうリスクを、防汚システム及び他の管理方法を含めた海洋生物付着管理方法の実施を通じて最小化するための実践的なガイダンスを提供しています。

このガイドラインの中心となるのが、各船対象の生物付着管理計画書です。これには、防汚システム、海洋生物付着の可能性のある船体箇所、検査予定のスケジュール、修理、メンテナンス、防汚システムの更新、そして、選択した防汚システムに適した推奨管理条件に関する詳細が含まれています。

この計画書には、実施されたすべての検査及び海洋生物付着管理対策の詳細を示す生物付着の記録文書を添付する必要があります。

さらに詳しい情報

海洋生物付着に関するIMOによるガイドライン

カリフォルニア州の海洋侵入生物種プログラム(MISP)

オーストラリアの海洋生物付着に係る規則

ニュージーランドの「船舶リスク管理基準」(CRMS)

英国舶用機関学会(IMarEST)による生物付着管理計画書テンプレート

 



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